ワクチン新聞

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平成30年(2018)冬号 最新号

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1歳未満児は百日せきに注意

百日せきは百日せき菌がのどに感染し、コンコンと続けてせき込んだ後、ヒューと笛を吹くような音を立てて息を吸う、激しいせきが特徴です。激しいせきは2~3週間続き、夜間のせきで眠れなかったり、顔が腫れ...

百日せきは百日せき菌がのどに感染し、コンコンと続けてせき込んだ後、ヒューと笛を吹くような音を立てて息を吸う、激しいせきが特徴です。激しいせきは2~3週間続き、夜間のせきで眠れなかったり、顔が腫れることもあります。年齢が低いほど症状が重くなる傾向があり、1歳未満の乳児は呼吸管理のために入院が必要になったり、息を止めているような無呼吸発作、呼吸ができずに全身が青紫色になるチアノーゼ、けいれん、呼吸停止に至ることもあります。まれに肺炎や脳症など、命にかかわる重い症状を引き起こすこともあります。百日せきにかかったお子さんのうち、一般に0.2%(生後6か月以下は0.6%)が亡くなるといわれています。
百日せきは、感染者のせきやくしゃみによる飛沫感染や接触感染によって広がります。感染を防ぐためにはワクチン接種が効果的とされており、百日せきにかかるリスクを80〜85%ほど減らします。百日せきワクチンは3種混合ワクチン(DPT)および4種混合ワクチン(DPT-IPV)に含まれています。4種混合ワクチンは生後3か月から接種できます。3種混合ワクチンも生後3か月から接種できますが、日本小児科学会では、小学校就学前や11~13歳未満の年齢で3種混合ワクチンの追加接種を受けることを推奨(2018年8月1日から)しています。医師に相談して接種スケジュールを計画しましょう。

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感染拡大を防ぐ【咳エチケット】

毎年12〜3月はインフルエンザが流行します。インフルエンザや百日せきなどでは、感染者のせきやくしゃみと一緒にウイルスや細菌が放出されます。せきなどの症状がある人は、マスクを着用し、周囲に感染を広...

毎年12〜3月はインフルエンザが流行します。インフルエンザや百日せきなどでは、感染者のせきやくしゃみと一緒にウイルスや細菌が放出されます。せきなどの症状がある人は、マスクを着用し、周囲に感染を広げないために【咳エチケット】を心がけましょう。症状がない場合でも、特に流行時期には普段から睡眠や食事など健康に留意し、正しい手洗いやワクチンの接種などでウイルスや細菌から身を守りましょう。

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ワクチン質問箱

質問:手足口病、伝染性紅斑などのウイルス感染症から回復したら、すぐに予防接種を受けることができますか?回答:これらのウイルス感染症の場合は、治癒してから体調が回復していれば、不活化ワクチン、生ワ...

質問:手足口病、伝染性紅斑などのウイルス感染症から回復したら、すぐに予防接種を受けることができますか?
回答:これらのウイルス感染症の場合は、治癒してから体調が回復していれば、不活化ワクチン、生ワクチンとも接種できます。治癒してから1〜2週間ほどがおよその目安となりますが、明確な基準は設定されていません。ワクチンを接種する前に、ウイルス感染症の回復後であることを医師に伝え、お子さんの体調をみてワクチン接種を検討しましょう。

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感染症Q&A

Q.インフルエンザの解熱後に注意することは?A.インフルエンザウイルスは発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどから排出されており、たとえ熱が下がっていても体内に残っています。せきやくしゃみなどの...

Q.インフルエンザの解熱後に注意することは?
A.インフルエンザウイルスは発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどから排出されており、たとえ熱が下がっていても体内に残っています。せきやくしゃみなどの症状が続く場合は、使い捨ての不織布製マスクを使用し、感染を広げないよう配慮しましょう。

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インフルエンザの治療

医師が必要と判断した場合、抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)に使用(内服、吸入、点滴投与)開始すると、発熱期間の1〜2日の短...

医師が必要と判断した場合、抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)に使用(内服、吸入、点滴投与)開始すると、発熱期間の1〜2日の短縮や、ウイルス排出量の減少が期待できます。そのほかに解熱剤や、肺炎や気管支炎に対する治療として抗生物質が処方されることもあります。それぞれの症状に合わせて薬が処方されますので、医師の指示(用法、用量、服用日数など)を守って服用しましょう。