ワクチン新聞

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平成25年(2013)早春号

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麻しん風しん混合(MR)ワクチンを受けましょう

昔は疱瘡(天然痘)、麻しん(はしか)、水痘(みずぼうそう)は最も恐れられている疫病でした。特に麻しんは感染力が強く「命定め」と言われ、ワクチンが開発されていなかった時代では、麻しんを発症して多く...

昔は疱瘡(天然痘)、麻しん(はしか)、水痘(みずぼうそう)は最も恐れられている疫病でした。特に麻しんは感染力が強く「命定め」と言われ、ワクチンが開発されていなかった時代では、麻しんを発症して多くの子どもたちが命を失いました。
日本では、1978年に麻しんワクチンの定期接種が始まり、麻しんを予防することが可能になりました。現在でも、麻しんに特異的な治療法はなく、ワクチンによる予防が最も大切です。
1歳のお誕生日を迎えたら出来るだけ早く、MRワクチンの接種を受けましょう!

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MRワクチン3期・4期が2013年3月末に終了予定

それまでは、麻しんワクチン、風しんワクチンをそれぞれ1回接種していましたが、2006年4月から麻しん風しん混合(MR)ワクチンによる2回接種が始まりました。1期は1歳~2未満、2期は小学校就学前...

それまでは、麻しんワクチン、風しんワクチンをそれぞれ1回接種していましたが、2006年4月から麻しん風しん混合(MR)ワクチンによる2回接種が始まりました。1期は1歳~2未満、2期は小学校就学前の1年間に接種します。
2006年から2007年にかけて、10代~20代を中心として麻しんが流行し患者が増加しました。そこで、5年間の限定措置として2008年から中学1年生と高校3年生相当年齢の人にMRワクチンの3期、4期接種が始まりました。この制度は今年(2013年)3月末で終了する予定です。該当する人で接種を受けていない場合は、3月までにMRワクチンの接種を受けましょう。
詳しくは、かかりつけの医療機関・医師、お住まいの市町村にご相談ください。

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みずぼうそうが流行中!

みずぼうそう(水痘)は、毎年冬から初夏にかけて流行のピークを迎えるウイルス感染症です。このウイルスは感染力が強いため、幼稚園や学校などで誰かがかかると、流行時期に関係なく急速に感染が広がることも...

みずぼうそう(水痘)は、毎年冬から初夏にかけて流行のピークを迎えるウイルス感染症です。このウイルスは感染力が強いため、幼稚園や学校などで誰かがかかると、流行時期に関係なく急速に感染が広がることもめずらしくありません。
水痘にかかっている子どもに直接触れなかったとしても、「飛沫感染」や「空気感染」で感染は拡大します。また、水痘患者が触ったものに触れて感染する間接的な「接触感染」もありますので、団体生活をしている園児や小学生は、特に注意が必要です。
水痘は5歳までに約8割の子どもがかかると言われており、発病するとかゆみの強い水泡ができ、かきむしると傷口から細菌感染し、あとが残ったりします。すべての発疹がかさぶたになるまでは出席停止となるため、1週間程度は幼稚園や保育園を休まなければなりません。
また、一般には軽くすむ病気と考えられていますが、他の病気を併発した場合や、大人や免疫が低下した人では重症化し、命にかかわる場合もあります。妊婦が感染するとお腹の赤ちゃんに感染し、様々な臓器に障害を持って生まれてくる危険性や、新生児の重症水痘になる危険性もあります。

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水痘ワクチンを受けましょう

昔は水痘に対するワクチンがなかったため、かかるのが当たり前の病気でした。しかし、25年前から予防に有効な水痘ワクチンが発売され、1歳になったら予防接種を受けることができるようになりました。MRワ...

昔は水痘に対するワクチンがなかったため、かかるのが当たり前の病気でした。しかし、25年前から予防に有効な水痘ワクチンが発売され、1歳になったら予防接種を受けることができるようになりました。
MRワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンなどは、生きたウイルスの毒性を弱くした弱毒生ワクチンです。このため、1回接種を受けると約1ヵ月間は次の予防接種を受けることができません。お住まいの地域の流行状況も考えて接種順序を決めたり、2種類のワクチンを同時接種することも可能です。かかりつけの小児科医とよく相談し、早めに予防接種を済ませましょう。

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ポリオQ&A

Q:日本ではもうポリオは発生していないのに、ポリオワクチンの接種が必要なのですか?A:日本では、2000年にポリオの根絶を報告しましたが、世界には、今でも流行している地域があり、海外で感染したこ...

Q:日本ではもうポリオは発生していないのに、ポリオワクチンの接種が必要なのですか?
A:日本では、2000年にポリオの根絶を報告しましたが、世界には、今でも流行している地域があり、海外で感染したことに気づかず帰国(入国)する人を通じて感染が広がる可能性があります。
・パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアなどでは、今でも流行がみられいます。
・ポリオが根絶された中国などでも、最近流行が起こったことが報告されています。
このため、ポリオの根絶に向けて、世界中でワクチンの接種が行われています。きちんとワクチンを接種し、ほとんどの人が免疫をもてば、かいがいでポリオが流行しても国内での流行を防ぐことができます。
2012年9月から、経口生ポリオワクチンに代わり不活化ポリオワクチンの接種が始まりました。また、11月には、百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオの4つの病気を予防する4種混合ワクチンの接種が始まりました。