ワクチン新聞

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平成26年(2014)早春号

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咳(せき)が止まらない?長引く咳は要注意!

一般的な風邪の症状でもある咳。しかし、慢性的に続くときは風邪ではないかもしれません。咳が長引く場合に注意しないといけない病気に「百日せき」があります。百日せきは、百日せき菌による感染症です。鼻水...

一般的な風邪の症状でもある咳。しかし、慢性的に続くときは風邪ではないかもしれません。咳が長引く場合に注意しないといけない病気に「百日せき」があります。
百日せきは、百日せき菌による感染症です。鼻水や軽い咳などの風邪症状で始まり、連続的にせき込むようになります。熱が出ることはあまりありません。このような状態が1~2週間続きますが、風邪の症状と似ているため、この時点で百日せきと気付くことはできません。
しかし次第に咳がひどくなり、コンコンコンコンという連続した短い咳が5~10回長く続くようになります。咳発作が長く続くと息ができないため、息継ぎの際には「ヒュー」という笛を吹いたような音が出ます。また、咳発作は夜の方が起こりやすく、咳のために眠れないこともあります。
その後、咳発作回数は次第に少なくなり、2~3週間で咳は出なくなりますが、その後も忘れかけた頃に咳発作が出ることがあります。また、呼吸器の病気をきっかけに咳発作が再発する可能性もありますので、しばらくは風邪をひかないよう注意する必要があります。
この病気は、百日せき菌に感染してから咳がなくなって回復するまでに、2~3ヵ月かかることから、「百日せき」と呼ばれています。
咳が長引く場合は、百日せきにかかっているかもしれないため、早めに近くの医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。

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百日せきの治療と予防

百日せきの治療には、一般的な咳止めの薬はあまり効果がありませんが、有効な抗菌薬を飲めば、菌は体内から排除されます。しかし、百日せきと診断がつく前に周囲へ感染を広げてしまうこともあるため、かかる前...

百日せきの治療には、一般的な咳止めの薬はあまり効果がありませんが、有効な抗菌薬を飲めば、菌は体内から排除されます。
しかし、百日せきと診断がつく前に周囲へ感染を広げてしまうこともあるため、かかる前に予防することが大切です。
百日せきの感染予防には、ジフテリア・破傷風・ポリオを含めた4種混合ワクチンの接種を受けることをお勧めします。

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4種混合ワクチンの接種スケジュール

4種混合ワクチンは、百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオの4つの病気を予防するワクチンで、定期接種として生後3ヵ月から接種を受けることができます。初回免疫として、3~8週間の間隔で3回接種し、そ...

4種混合ワクチンは、百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオの4つの病気を予防するワクチンで、定期接種として生後3ヵ月から接種を受けることができます。
初回免疫として、3~8週間の間隔で3回接種し、その1年~1年半後に4回目を接種(追加免疫)します。体調の良い日を選んで、早めに接種を受けましょう。

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4種混合ワクチンの副反応

4種混合ワクチンは、平成24年秋に国内の2社から発売されました。このうち1社のワクチンについては、発売前に収集されたデータをもとに副反応(接種後の好ましくない変化)の内容、発症までの日数などが接...

4種混合ワクチンは、平成24年秋に国内の2社から発売されました。このうち1社のワクチンについては、発売前に収集されたデータをもとに副反応(接種後の好ましくない変化)の内容、発症までの日数などが接種回数別に公表されています。
それによると、主な副反応は、接種した場所が赤くなる、硬くなる、腫れる、または発熱でした。また、副反応の発現は接種2回目に多く、発現時期はほとんどが接種日から3日後まででした。
なお、接種を受けてから数日間は、普段と変わった様子がないかを観察し、気になることがあれば接種を受けた医療機関やかかりつけ医にご相談ください。
〈4種混合ワクチンの主な副反応〉
・注射部位紅斑(赤くなる)
・注射部位硬結(硬くなる)
・注射部位腫脹(腫れる)
・発熱
特に、接種した日から3日後までは副反応に注意しましょう。