ワクチン新聞

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平成25年(2013)冬号

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知っていますか?本当はこわい、水痘(みずぼうそう)

水痘(みずぼうそう)は、子どもの病気の中で最も身近なもののひとつです。感染症発生動向調査によると、毎年25万人前後が水痘にかかっていると報告されていますが、実際の患者数は、この数倍にあたる約10...

水痘(みずぼうそう)は、子どもの病気の中で最も身近なもののひとつです。感染症発生動向調査によると、毎年
25万人前後が水痘にかかっていると報告されていますが、実際の患者数は、この数倍にあたる約100万人にものぼると推定されています。
また、水痘にかかった患者さんの約80%は5歳までに発症しており、保育所や幼稚園など集団生活の場で流行しやすい病気です。
このような特徴に加え、一般的に軽い病気だと考えられているため、周りで水痘の流行があった際に「うつしてもらえばいい」と思われる保護者も少なくありません。
しかし、実は「軽い病気」ですまない場合もあるのです。まれに、脳炎や肺炎、皮膚の二次性細菌感染症などの合併症が起こることがあり、また、抵抗力が低下している人や、年少児については重症化するおそれがあります。妊婦が妊娠初期に水痘にかかった場合には、お腹の赤ちゃんにも感染し、様々な臓器に障害をもって生まれることがあります。また、出産前後に水痘にかかると、新生児も水痘にかかり重症化する危険性があります。
なお、水痘は子どもだけの病気ではなく、大人もかかることがあります。大人になってから初めて水痘にかかると、子どもに比べて症状が重いとされていますので注意が必要です。
*国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ(2011年1月~11月までの集計)より

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水痘にかかったら、次はあなたが感染源です!

水痘の原因となるウイルスは、私たちの口や鼻からのど(気道粘膜)に入り込み、体の中に侵入します。水痘は感染力が非常に強く、発疹が出始める1~2日前から感染力をもち、また、水ぶくれの中にもウイルスが...

水痘の原因となるウイルスは、私たちの口や鼻からのど(気道粘膜)に入り込み、体の中に侵入します。水痘は感染力が非常に強く、発疹が出始める1~2日前から感染力をもち、また、水ぶくれの中にもウイルスが含まれているため、かきむしって水ぶくれが破れると、そこから周りの人たちに感染するおそれがあります。
そのため、水ぶくれの周りの赤みが消え、黒いかさぶたがしっかりとできるまで登園、登校はできません。
◆学校保健安全法施行規則により、水痘にかかった場合は、出席停止の扱いになります。
・出席停止の場合は、欠席扱いにはなりません。
・出席停止の期間の基準―すべての発疹が痂皮(かさぶた)化するまで

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水痘を予防するには…

水痘は、あらかじめワクチンを接種することで予防できる病気です。水痘ウイルスの病原性(毒性)を弱めた弱毒生ワクチンを接種することで、水痘に自然感染した場合と同じしくみで免疫ができます。そのため、そ...

水痘は、あらかじめワクチンを接種することで予防できる病気です。
水痘ウイルスの病原性(毒性)を弱めた弱毒生ワクチンを接種することで、水痘に自然感染した場合と同じしくみで免疫ができます。そのため、その後感染を受けた時には、発症しないか、もしくは発症しても症状が軽くすみます。
水痘ワクチンを接種すると、90%以上の人はウイルスに対する免疫ができます。ただ、いったん免疫ができても、10~20%くらいの人は水痘にかかることがあるといわれています。しかし、この場合でも、多くは自然感染した場合の症状に比べて軽くすみ、重い合併症などが起こる危険性は低くなります。
また、水痘にかかっている人と接触してから72時間以内に、水痘ワクチンを接種すると、発症の防止、症状の軽症化が期待できます。ただし、水痘は発疹が出始める1~2日前から感染力があるため、接触した時期がはっきり判らず、接種の効果が得られない場合もあります。

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水痘ワクチンの副反応について

水痘ワクチンを接種した後、接種した部分が赤く腫れたり、発熱することがあります。また、接種してから約1~2週間後に発熱や発疹など、水痘のような症状が出ることもありますが、症状は軽く、水ぶくれができ...

水痘ワクチンを接種した後、接種した部分が赤く腫れたり、発熱することがあります。また、接種してから約1~2週間後に発熱や発疹など、水痘のような症状が出ることもありますが、症状は軽く、水ぶくれができることはほとんどありません。
かかりつけの小児科医とよく相談し、早めに予防接種をすませましょう。

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インフルエンザQ&A

Q:風邪をひいた後、どのくらい経てばインフルエンザワクチンを接種できますか?A:風邪がなおってから約2週間が経過し、体調が安定していれば、ワクチン接種が受けられます。ただし、経過が長引いたり、慢...

Q:風邪をひいた後、どのくらい経てばインフルエンザワクチンを接種できますか?
A:風邪がなおってから約2週間が経過し、体調が安定していれば、ワクチン接種が受けられます。ただし、経過が長引いたり、慢性化している場合は注意が必要なため、最終的にはかかりつけの医師とよく相談してから決めてください。