ワクチン新聞

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平成29年(2017)秋号

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インフルエンザワクチンの効果

インフルエンザは例年12〜3月頃に流行します(流行のピークは例年1〜2月)。インフルエンザウイルスには複数の型があり、そのシーズンに流行が予測される型に合わせてワクチンが製造されています。インフ...

インフルエンザは例年12〜3月頃に流行します(流行のピークは例年1〜2月)。インフルエンザウイルスには複数の型があり、そのシーズンに流行が予測される型に合わせてワクチンが製造されています。インフルエンザワクチンは、感染後にインフルエンザが発症する可能性を低減する効果と、発症時の重症化(肺炎や脳症等の重い合併症や死亡)の防止が期待できます。
流行株が毎年異なることと、ワクチンの予防効果は接種した2週間後から5ヵ月程度までと考えられることから、インフルエンザの予防には毎年接種を受けた方がよいと考えられます。ワクチン接種から効果が出現するまでに2週間程度かかりますので、毎年10〜12月中旬にワクチン接種を受けることが望ましいでしょう。
なおインフルエンザワクチンは、ウイルスとしての病原性がない不活化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することはありません。

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家族がノロウイルスにかかったら −二次感染の予防−

ノロウイルス感染者の便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。調理前、食事前、トイレ後、感染者の汚物処理やオムツ交換後等(手袋をしていても)、石けんと流水で手を洗いましょう。また、感染者は食...

ノロウイルス感染者の便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。調理前、食事前、トイレ後、感染者の汚物処理やオムツ交換後等(手袋をしていても)、石けんと流水で手を洗いましょう。また、感染者は食品を扱わないようにしましょう。
感染者の便や嘔吐物は適切に処理しましょう。環境中のノロウイルスの活性を失わせる方法は、加熱処理(85℃以上の熱湯で1分間以上)や、塩素系漂白剤(使用にあたって製品の「使用上の注意」を十分に確認してください)が有効です。

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ワクチン質問箱

質問:妊娠中・授乳中にインフルエンザの予防接種を受けられますか?回答:インフルエンザワクチンは、妊娠中・授乳中も接種できます。ワクチン接種を希望する場合は、接種の適否と時期を主治医に相談しましょ...

質問:妊娠中・授乳中にインフルエンザの予防接種を受けられますか?
回答:インフルエンザワクチンは、妊娠中・授乳中も接種できます。ワクチン接種を希望する場合は、接種の適否と時期を主治医に相談しましょう。妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種しても流産や先天異常のリスクが高まる報告はなく、日本産科婦人科学会等は妊婦への接種を推奨しています。また、授乳中にインフルエンザワクチンを接種しても、母乳を介した子どもへの影響はないとされています。

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感染症Q&A

Q.ノロウイルス感染の症状を教えてくださいA.潜伏期間24〜48時間を経て、吐き気、嘔吐、下痢等の主症状が起こります。腹痛、頭痛、発熱、悪寒、咽頭痛、倦怠感等を伴うこともあります(感染しても症状...

Q.ノロウイルス感染の症状を教えてください
A.潜伏期間24〜48時間を経て、吐き気、嘔吐、下痢等の主症状が起こります。腹痛、頭痛、発熱、悪寒、咽頭痛、倦怠感等を伴うこともあります(感染しても症状が出ないこともあります)。通常、症状は1〜2日続いて治癒します。乳幼児や高齢者等は脱水や嘔吐物による窒息に留意し、水分と栄養を補給します。症状消失後も3〜7日間ほど感染者の便中にウイルスが排出されるので、引き続き二次感染に注意が必要です。

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インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染により、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等が急速に現れる病気です。のどの痛み、鼻汁、咳等もあります。まれに小児は急性脳症を、高齢者は...

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染により、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等が急速に現れる病気です。のどの痛み、鼻汁、咳等もあります。まれに小児は急性脳症を、高齢者は肺炎等を起こして重症になることがあります。
風邪はさまざまなウイルスが原因で、症状はのどの痛み、鼻汁、くしゃみ、咳が中心です。発熱はインフルエンザほど高くなく、重症化することは少ないです。