ワクチン新聞

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平成30年(2018)早春号

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小学校入学前に麻疹・風疹の予防接種はお済みですか?

麻疹(はしか)と風疹の初期症状はどちらも発熱や発疹などですが、原因となるウイルスは異なります。麻疹ウイルスと風疹ウイルスに対し、ワクチン接種で免疫を獲得しておくことが最も効果的な予防法です。それ...

麻疹(はしか)と風疹の初期症状はどちらも発熱や発疹などですが、原因となるウイルスは異なります。麻疹ウイルスと風疹ウイルスに対し、ワクチン接種で免疫を獲得しておくことが最も効果的な予防法です。それぞれに単独ワクチンがありますが、1回の接種で両方の免疫が獲得できる麻しん風しん混合(MR)ワクチンもあります。
麻疹と風疹の定期予防接種は、第1期は1歳、第2期は5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間(就学前年度4月1日〜3月31日)の合計2回接種を受けます。特に小学校入学前のお子さんは、第2期のワクチン接種が済んでいるかを確認しましょう。定期接種の時期を過ぎると任意接種となりますので、ワクチン接種が完了していない場合は、医師に相談し、ぜひ小学校入学前(2018年3月31日)までに麻疹と風疹の予防接種を受けましょう。

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おたふくかぜの予防接種

おたふくかぜはムンプスウイルスによる感染症で、流行性耳下腺炎、ムンプスと呼ばれることもあります。主症状は、両側あるいは片方の唾液腺(だえきせん)(耳下腺、顎下腺、舌下腺(じかせん、がっかせん、ぜ...

おたふくかぜはムンプスウイルスによる感染症で、流行性耳下腺炎、ムンプスと呼ばれることもあります。主症状は、両側あるいは片方の唾液腺(だえきせん)(耳下腺、顎下腺、舌下腺(じかせん、がっかせん、ぜっかせん))の腫れや押した時の痛み、飲み込む時の痛み、発熱などです。接触感染・飛沫感染で広がり、3〜6歳の小児に多い感染症ですが(全患者の約60%)、成人が感染すると症状が重くなる傾向があります。また、ウイルスが内耳に侵入すると、ムンプス難聴になることがあります。
おたふくかぜに有効な抗ウイルス薬はないので、治療は対症療法になります。発熱や痛みに対して解熱鎮痛薬の投与、脱水に対しては輸液、髄膜炎を合併したら入院治療が必要となる場合も多いです。
予防は、ワクチンが最も効果的です。集団生活で感染することが多いため、入園・入学前のワクチン接種が予防につながります。おたふくかぜワクチンは任意接種で、接種費用は自費です。自治体によっては公費助成があるので、お住まいの地域の市役所や保健所にお問い合わせください。

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ワクチン質問箱

質問:麻疹・風疹の予防接種後に出やすい副反応を教えてください回答:1回目のワクチン接種後は、副反応として1〜2週間後に発熱や発疹が出ることがあります。2回目のワクチン接種後は、接種部位の発赤、腫...

質問:麻疹・風疹の予防接種後に出やすい副反応を教えてください
回答:1回目のワクチン接種後は、副反応として1〜2週間後に発熱や発疹が出ることがあります。2回目のワクチン接種後は、接種部位の発赤、腫れ、しこりなどの局所反応がみられることがありますが、発熱や発疹はほとんどありません。麻疹・風疹の予防接種を受けた直後と接種後1〜2週間は健康状態に気をつけ、接種部位の異常な反応や体調の変化があったら、医師の診察を受けましょう。

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感染症Q&A

Q.先天性風疹症候群とは?A.風疹に対する免疫がないか、あっても不十分な女性が妊娠初期(20週頃まで)に風疹ウイルスに感染すると、生まれる赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症する可能性があります。先...

Q.先天性風疹症候群とは?
A.風疹に対する免疫がないか、あっても不十分な女性が妊娠初期(20週頃まで)に風疹ウイルスに感染すると、生まれる赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症する可能性があります。先天性風疹症候群の三大症状は、先天性心疾患、難聴、白内障です。妊娠を希望する女性だけでなく、夫を含む周囲の人が予防接種を受けて免疫をつけておくことが、生まれてくる赤ちゃんを守ることにつながります。

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2月4日は「風疹の日」

わが国では、いまだに風疹が流行しうるリスクがあります。特に30~50歳代の男性は風疹に対する免疫がない人が多く、風疹流行の要因となっています。先天性風疹症候群の発症を防ぐため、日本産婦人科医会な...

わが国では、いまだに風疹が流行しうるリスクがあります。特に30~50歳代の男性は風疹に対する免疫がない人が多く、風疹流行の要因となっています。先天性風疹症候群の発症を防ぐため、日本産婦人科医会などは、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年まで、毎年2月を“風疹ゼロ”月間とし、風しんワクチン接種の啓発に力を入れています。