ワクチン新聞

ワクチン新聞

平成29年(2017)春号

ワクチンで予防できる「帯状疱疹」

子どもの頃にみずぼうそう(水痘)にかかると、みずぼうそうが治った後も原因ウイルスは体内(神経節)に潜んでいます。その後、免疫力の低下などによりウイルスが再活性化し、みずぶくれや痛みを伴う発疹が帯状に現れることがあります(帯状疱疹)。帯状疱疹を発症すると強い痛みを伴うことが多く、発疹が治っても、時には何年も強い痛みが残る(帯状疱疹後神経痛)ことがあります。
帯状疱疹は50歳以上に多く発症し、80歳までに約3人に1人が経験すると考えられます。しかし、これまで多くの子どもたちに接種されている水痘ワクチンに帯状疱疹の予防効果が認められ、50歳以上の人は、帯状疱疹予防に水痘ワクチンが接種できるようになりました(任意接種)。接種を希望する場合は、かかりつけの医療機関でご相談ください。

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海外渡航のためのワクチン

海外に出国する日本人の数は年々増加しており、2014年には1,690万人に達しています。しかし、滞在先で感染症にかかり、せっかくの渡航が台無しになるだけでなく、命にかかわることもあります。海外渡航中にかかる頻度が高い感染症は、飲食物から感染する下痢症です。また、感冒や結核のように患者の飛沫で感染する病気も見られます。
病気によって家族や仕事の同僚に迷惑をかけたり、病気をうつすこともあるため、自分の身を守るだけでなく、周りの方々を思いやる社会的側面を考えて、予防できる感染症については、事前に予防接種を受けることをお勧めします。ワクチンで予防できる代表的な感染症には、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎、ポリオなどがあります。

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ワクチン質問箱

質問:「定期接種」と「任意接種」の違いは?
回答:「定期接種」は、予防接種法に基づいて行われ、対象年齢のうちに受ければ、接種費用は原則、無料です(一部、自己負担が発生する地域があります)。一方、「任意接種」は個人が希望して受けるもので、基本的に自己負担です。「国が決めた定期接種が重要で、任意接種は重要でない」ということはありません。「定期接種」「任意接種」と区別せずに、その病気にかかるリスクについて医師と相談して、必要なワクチンはすべて受けましょう。

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感染症Q&A

Q.感染と発症の違いを教えてください
A.「感染」は、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入することです。病原体が侵入しても、症状が出ない人もいます。これを「不顕性感染」といいます。体の中では免疫が戦っていますが、病原体がどんどん増えて、感染症状が現れると「発症」となります。

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海外渡航者向けワクチンの接種施設

海外渡航者向けワクチンの接種施設は限られており、探すのに苦労する場合もあります。厚生労働省検疫所や日本渡航医学会のホームページには、日本全国の接種施設のリストや、海外渡航者の予防接種に役立つ情報などが掲載されています。
●厚生労働省検疫所
http://www.forth.go.jp/moreinfo/vaccination.html
(海外の感染症流行情報、推奨予防接種情報、国内の渡航者向け予防接種実施施設情報)
●日本渡航医学会
http://jstah.umin.jp/02travelclinics/index.html
(国内の渡航者向け予防接種実施施設情報)

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