ワクチン新聞

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平成31年(2019)早春号

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MR ワクチンは小学校入学前に要確認

MRワクチンは、麻しん(はしか)と風しんの混合ワクチンです(それぞれに単独ワクチンもあります)。MRワクチンの定期予防接種は、第1期は生後12か月以上24か月未満、第2期は5歳以上7歳未満で小学...

MRワクチンは、麻しん(はしか)と風しんの混合ワクチンです(それぞれに単独ワクチンもあります)。MRワクチンの定期予防接種は、第1期は生後12か月以上24か月未満、第2期は5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間(就学の前年度4月1日〜3月31日)の合計2回接種です。小学校入学を控えたお子さんは、第2期のワクチン接種を受けているかどうか確認しましょう。ワクチン接種が完了していない場合は、医師に相談し小学校就学前(2019年3月31日)までにMRワクチンの接種を受けましょう。第1期接種を受けていない場合、第2期接種だけでもワクチン効果は得られます。この時期を過ぎると任意接種(下段のミニコラム参照)になります。

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みずぼうそうワクチンは3歳の誕生日の前まで

みずぼうそう(水痘)は水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、主症状は発疹、発熱です。発疹は、一般的に皮膚表面の赤み→水疱→膿疱(のうほう)→かさぶたと移行します。空気感染、飛沫感染、接触感染により...

みずぼうそう(水痘)は水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、主症状は発疹、発熱です。発疹は、一般的に皮膚表面の赤み→水疱→膿疱(のうほう)→かさぶたと移行します。空気感染、飛沫感染、接触感染により広がります。学校保健安全法により、すべての発疹がかさぶたになるまで出席停止です。一度感染すると生涯にわたり体内(脊髄後根(せきずいこうこん)神経節)に潜伏感染し、免疫の低下や高齢により帯状疱疹を発症することがあります。
みずぼうそうワクチンは1〜2歳で合計2回接種します。2014年10月から定期接種になったことで、5歳未満を中心としたみずぼうそうの患者数や入院数が大きく減少しました。定期接種スケジュールは、標準的には生後12~15か月の間に1回目を接種し、1回目の接種後6~12か月あけて2回目を接種します。みずぼうそうにかかったことがなく、ワクチン接種を受けていないお子さんには、積極的に2回接種が勧められています*。
*日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 標準的接種期間・日本小児科学会の考え方・注意事項(2018年8月1日版)を参照

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感染症Q&A

Q.風しんの流行について教えてくださいA.2018年の夏頃から風しんの流行が続いています。流行の中心は30歳代以上の成人男性です。30〜50歳代の男性は、風しんワクチンを受ける機会がなかった人が...

Q.風しんの流行について教えてください
A.2018年の夏頃から風しんの流行が続いています。流行の中心は30歳代以上の成人男性です。30〜50歳代の男性は、風しんワクチンを受ける機会がなかった人が多く、免疫を持っていないのです。風しんは飛沫(咳やくしゃみに含まれる小さな水滴)により感染が広がります。妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、目・耳・心臓などに障害をもつ先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があります。予防は、ワクチンが最も効果的です(ただし妊娠中は接種できません)。風しんの抗体検査や、風しん含有ワクチン接種の費用を助成する自治体も増えているので、お住まいの地域の自治体に確認しましょう。

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ワクチン質問箱

質問:みずぼうそうは何歳くらいでかかることが多いですか?回答:みずぼうそうは15歳以下でかかることが多く、2014年までは、0〜4歳の乳幼児の割合が全患者の70〜80%を占めていました。2014...

質問:みずぼうそうは何歳くらいでかかることが多いですか?
回答:みずぼうそうは15歳以下でかかることが多く、2014年までは、0〜4歳の乳幼児の割合が全患者の70〜80%を占めていました。2014年にみずぼうそうワクチンが定期接種となったことで、2015年以降は0〜4歳の乳幼児がみずぼうそうにかかる割合が減少し、2017年は約40%まで低下しています。患者報告数は、2014年は約15万人でしたが、2017年は約6万人へと大きく減少しました。今後もみずぼうそうワクチンの接種率を維持することが大切です。

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定期接種の時期を逃してしまったら

「定期接種」は予防接種法に基づいて行われ、子どもを対象として現在10種類以上の疾病が対象となっています。定期接種の費用は原則的に地方自治体から支払われ、自己負担なく接種できます。しかしワクチンご...

「定期接種」は予防接種法に基づいて行われ、子どもを対象として現在10種類以上の疾病が対象となっています。定期接種の費用は原則的に地方自治体から支払われ、自己負担なく接種できます。しかしワクチンごとに対象年齢が定められており、定期︎接種の時期を逃した場合は、任意接種となります*。任意接種になると接種費用を負担することになるので、できるかぎり定期接種の期間に受けておきましょう。
*免疫不全、白血病、膠原病等の疾患や臓器移植等の治療により、定期接種の時期にワクチンを接種できなかった場合は、その状況がなくなった日から2年間は定期接種としてワクチン接種ができます(長期療養特例)。詳細はお住まいの地域の自治体にお問い合わせください。