ワクチン新聞

ワクチン新聞   最新号

平成31年(2019)初夏号 最新号

開く

短期の海外渡航でも、事前にワクチンの接種状況をチェック

海外では、日本ではみられない感染症が流行していることがあります。短期の海外渡航でも、病原体に出会えば感染する可能性はあります。安全で健康な海外渡航のために、旅行中の生水・氷・生食や、虫さされ、動...

海外では、日本ではみられない感染症が流行していることがあります。短期の海外渡航でも、病原体に出会えば感染する可能性はあります。安全で健康な海外渡航のために、旅行中の生水・氷・生食や、虫さされ、動物、薬物、性交渉などに注意しましょう。
渡航地で流行する感染症や医療事情などの情報は、厚生労働省検疫所(FORTH)や外務省のウェブサイトなどで入手できます。海外渡航の前に接種すべきワクチンは、滞在地域・滞在期間・旅行中の行動予定などに応じて、麻しん、風しん、破傷風、ジフテリア、ポリオ、日本脳炎、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、インフルエンザなどが考えられます。これまでに自分やお子さんが受けた予防接種を母子健康手帳などで確認のうえ、海外渡航までの日数に余裕をもって、医師にワクチン接種の相談をするなど適切な感染予防に努めましょう。

開く

帯状疱疹は予防できる病気です

水痘帯状疱疹ウイルスは、初めて体に入るとみずぼうそう(水痘)を引き起こし、みずぼうそうが治った後も生涯にわたり体内(神経節など)に潜んでいます。そして加齢、疲労、ストレス、悪性腫瘍、免疫力の低下...

水痘帯状疱疹ウイルスは、初めて体に入るとみずぼうそう(水痘)を引き起こし、みずぼうそうが治った後も生涯にわたり体内(神経節など)に潜んでいます。そして加齢、疲労、ストレス、悪性腫瘍、免疫力の低下などをきっかけに、ウイルスが再び力をもりかえすと、帯状疱疹を発症します。帯状疱疹の症状は、体の片側に帯状にできる、痛みを伴うみずぶくれなどです。みずぶくれや唾液などには水痘帯状疱疹ウイルスが含まれ、感染性があります。みずぶくれなどが治ると痛みは消えますが、約10〜50%の人は長期間にわたり痛みが残ります(帯状疱疹後神経痛)*。
帯状疱疹は、50歳以上で発症する人が急激に増え、80歳までに3人に1人が経験すると推定されます。日本人は成人の90%以上がみずぼうそうにかかっており、帯状疱疹を引き起こす可能性があります*。高齢化が進む日本で、今後増加すると考えられる病気です。
50歳以上の人は、帯状疱疹を予防するために、任意接種として帯状疱疹ワクチンを接種できます。帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症率を低減し、重症化を予防するために接種するもので、日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ諸国など世界60ヵ国以上で使用されています*。関心のある方は医師に相談してみましょう。
*「帯状疱疹ワクチンファクトシート平成29(2017)年2月10日」(国立感染症研究所)を参照

開く

感染症Q&A

Q.海外でインフルエンザが流行する時期は?A.インフルエンザは日本では主に12〜3月に流行しますが、世界では国や地域により流行期が異なります。例えば、南半球にあるオーストラリアでは、6〜9月にイ...

Q.海外でインフルエンザが流行する時期は?
A.インフルエンザは日本では主に12〜3月に流行しますが、世界では国や地域により流行期が異なります。例えば、南半球にあるオーストラリアでは、6〜9月にインフルエンザが流行します。世界を見渡すと、年間を通じ低レベルで発生する地域や、複数回流行する地域もあります。流行状況はWHOのウェブサイトなどで入手できます。インフルエンザにかからないためには、流行前のワクチン接種、外出後の手洗い等、湿度の保持、休養と栄養、人混みを避けることなどが有効です。

開く

ワクチン質問箱

質問:帯状疱疹ワクチンは、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンと同時接種できますか?回答:帯状疱疹ワクチンは、任意接種として50歳以上で接種できます。一般的に帯状疱疹ワクチンは、インフルエンザワクチ...

質問:帯状疱疹ワクチンは、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンと同時接種できますか?
回答:帯状疱疹ワクチンは、任意接種として50歳以上で接種できます。一般的に帯状疱疹ワクチンは、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンと同時接種はしていません。生ワクチンは接種から中27日以上、不活化ワクチンは接種から中6日以上、間隔をあけてから、別の種類のワクチンを接種します。例えば、不活化ワクチンであるインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種後であれば、中6日以上あけて帯状疱疹ワクチンを接種します。しかし、医師が特に必要と判断した場合は、他のワクチン(生ワクチン、不活化ワクチン)と同時に接種できます。

開く

帰国後に体調が悪くなったら

帰国時に発熱、咳、下痢などの体調不良、動物に咬まれた、蚊に刺されたなど健康上の心配がある場合は、空港や港に設置された検疫所で相談できます。感染症により潜伏期間が異なるため、渡航中や帰国直後に症状...

帰国時に発熱、咳、下痢などの体調不良、動物に咬まれた、蚊に刺されたなど健康上の心配がある場合は、空港や港に設置された検疫所で相談できます。感染症により潜伏期間が異なるため、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくたってから体調が悪くなることがあります。その際は医療機関を受診し、海外に行ったこと(渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触)やワクチン接種歴などを伝えましょう。