ワクチン新聞

ワクチン新聞  最新号

令和元年(2019)夏号 最新号

生後2か月からワクチン接種を開始するために妊娠中から準備スタート

子どもの予防接種は、特に乳幼児期に集中しており、生後2か月でのワクチンデビューから1歳になるまでの間に、定期接種としてHib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、4種混合ワクチン(DPT-IPV)、日本脳炎ワクチン*1、BCGの接種開始時期が設定されています。さらに任意接種として、ロタウイルスワクチンや、インフルエンザワクチンの接種ができます。接種間隔や接種回数は、ワクチンの種類によって異なります。
ワクチンを接種すると、体に免疫の記憶が残り、いざ病原体が体に入ったときに免疫を早く働かせることができます。大切な赤ちゃんを感染症から守るために、生後2か月になったら、すみやかに予防接種を開始することが大切です。
出産直後は忙しいので、妊娠中、特に妊娠後半の妊婦健診時から予防接種の話を聞いておくとスムーズです。予防接種についてわかりやすく解説したリーフレットなども活用して情報を集めましょう。
2週間健診・1か月健診の時期には、医療機関に問い合わせて、接種日を予約しましょう。
*1日本小児科学会より、日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に居住する小児に対して、生後6か月からの定期接種開始が推奨されています。
【妊娠中(特に妊娠後半)】
•妊婦健診の際、予防接種の情報を集めましょう。

【出産直後~退院までの入院期間】
•予防接種に関するリーフレットなど資料をもらいましょう。

【2週間健診・1か月健診】
•区(市町村)から保護者宛てに予防接種実施に関する通知が郵送されます。予防接種を受ける日を予約しましょう。詳しくはお住いの区(市町村)へお問い合わせください。

【3~4か月健診】
•健診時に、母子健康手帳などで予防接種の進み具合を確認してもらいましょう。
•次に予防接種を受ける日を予約しましょう。

【6~7か月健診、10か月健診】
•健診時に、母子健康手帳などで予防接種の進み具合を確認してもらいましょう。
•予防接種のスケジュールが遅れている場合は、医師に相談して予防接種のスケジュールを立て直し、接種を受けましょう。
•1歳から接種が始まる予防接種を確認しましょう。

【1歳】
•0歳で受けた予防接種にもれがないか確認しましょう。

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ワクチン質問箱

質問:複数のワクチンを同時に接種すると、それぞれのワクチンの効果が落ちたり、副反応が強くなることはありませんか。
回答:1つのワクチン接種で使われる免疫の機能はわずかであるため、同時接種で効果が落ちたり副反応が強くなることはなく、必要なワクチンを効率的かつ安全に接種する方法として海外でも行われています。また、子どもに接種できるワクチンのどのような組み合わせでも、同時接種できることがこれまでの研究でわかっています。同時接種では、いくつかのワクチンを同時に、左腕・右腕・左太もも・右太ももといった体の別の部位に接種します(複数のワクチンを一緒に混ぜて接種することはできません)。

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感染症Q&A

Q.赤ちゃんが母親からもらった免疫は、どれくらいの期間、持続しますか。
A.赤ちゃんは胎盤や初乳を通じてお母さんから免疫を受け取り、細菌やウイルスなどの感染から守られています。ところが生後5 ~ 6か月頃になると、お母さんにもらった免疫の力が落ち、赤ちゃんは感染症にかかりやすい状態になります。感染症にかかると、ときに重い症状や合併症がでたり、命にかかわることもあります。そこで、免疫が低下する生後5~6か月頃までに予防接種の効果を発揮させるために、生後2か月から予防接種が始まります。

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