水痘(みずぼうそう)

水痘、いわゆる「みずぼうそう」は、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。
感染力が強く、家庭内での接触による発症率は90%と言われています。

水痘(みずぼうそう)

主な症状・経過

主な症状・経過
  • 潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。
  • 発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。

特徴

原因となる病原体 水痘帯状疱疹ウイルス
感染経路 空気感染、飛沫感染、接触感染、母子感染(胎内感染)
かかりやすい年齢 季節的には毎年12〜7月に多く、8〜11月には減少しており、罹患年齢はほとんどが9歳以下です。
合併症 皮膚の二次性細菌感染、脱水、肺炎(ウイルス性・細菌性)、中枢神経合併症(無菌性髄膜炎、脳炎)。小児では、熱性痙攣、肺炎、気管支炎等の合併症が見られます。

参照: