水痘(みずぼうそう)

感染力の強い水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる病気です。風しんやおたふくかぜよりも感染力が強く、水痘に感染した人のせきやくしゃみを吸い込むことで感染します。発熱、水ぶくれを伴う発しんが主な症状で、重症化し入院する場合もあります。

水痘(みずぼうそう)

主な症状・経過

主な症状・経過
  • 発しんはからだと首のあたりから顔面に生じやすく、発熱しない例もあります。発しんは紅斑、水疱、膿疱、かさぶたの順に変化します。かゆみや疼痛を訴えることもあります。
  • まれに脳炎やアスピリンとの併用によってライ症候群を併発する場合や、白血病や免疫抑制治療を受けている児では、重症化して死に至ることもあります。
  • 妊娠初期の感染によって、胎児に先天性水痘症候群という低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕などを伴う先天異常をおこし、分娩前5日-分娩後2日の感染によって新生児に致死的な重症水痘が生じることもあります。
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会2020年5月改定版
「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」より一部改変

特徴

原因となる病原体 水痘・帯状疱疹ウイルス
感染経路 空気感染、飛沫感染、接触感染、母子感染(胎内感染)
かかりやすい年齢 ワクチンの定期接種化によって幼児の発症は減少していますが、定期の対象年齢外であった世代に未接種者が多く、患者との接触により発症する可能性があります。
合併症 脳炎や肺炎、皮膚の重い細菌感染症など。
ワクチンが定期接種となる以前、日本では年間約4,000人が重症化から入院し、約20人が死亡していました。
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会2020年5月改定版
「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」より一部改変