風しん

発しん、発熱、首や耳の後ろのリンパ節が腫れることを主な症状とする感染症です。
妊婦が風しんにかかると、赤ちゃんが先天性風しん症候群という病気を持って生まれる危険性があります。

風しん

主な症状・経過

主な症状・経過
  • 発熱と同時に発しんに気付く疾患です。発熱は麻しんほど顕著ではありませんが、淡紅色の発疹が全身に出現します。
  • 発しんが消えた後には麻しんのような褐色の色素沈着は残りません。
  • リンパ節の腫れは頚部、耳の後ろの部分にみられます。
  • 発熱は一般に軽度で、気付かないこともあります。
  • 妊婦の感染により、胎児が、耳、眼、心臓の異常や精神運動発達遅滞を伴う先天性風疹症候群を発症することがあります。
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会2020年5月改定版
「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」より一部改変

特徴

原因となる病原体 風しんウイルス
感染経路 飛沫感染、接触感染、母子感染(胎内感染)
かかりやすい年齢 近年、日本では予防接種率の上昇にともない小児患者は減少していますが、30~50歳代の男性の約20%は、風疹に対する十分な免疫がないとされています。
合併症 3,000人に1人の頻度で血小板減少性紫斑病を、6,000人に1人の頻度で急性脳炎を合併します。
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会2020年5月改定版
「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」より一部改変

豆ちしき

先天性風しん症候群とは

現在、大人、特にワクチン未接種の20~40代の男性を中心に、風しんが流行しており、妊娠出産年齢女性への感染が波及しています。
妊婦とくに、妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児にも感染し、難聴、白内障(目のレンズ部分が白くにごって見えなくなる病気)、心臓病、精神運動発達遅滞などを持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらを「先天性風しん症候群」といいます。

そのため各自治体では、妊娠を希望する女性やその夫、家族を対象に、風しんの抗体検査、MR(麻しん風しん混合)ワクチンまたは風しんワクチンの接種の助成を行っています。詳しくは、お住まいの自治体にお問い合わせください。