ワクチン新聞

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平成31年(2019)春号

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風しんの第5期定期予防接種が開始される

2018年夏から、成人男性を中心に風しんが流行しています。これは、1979年4月1日までに生まれた男性は風しんワクチンを公的に受ける機会がなく、特に、1962年4月2日~1979年4月1日に生ま...

2018年夏から、成人男性を中心に風しんが流行しています。これは、1979年4月1日までに生まれた男性は風しんワクチンを公的に受ける機会がなく、特に、1962年4月2日~1979年4月1日に生まれた男性は、他の世代よりも風しんに対する免疫をもつ人が少ないためです。そこで、この世代の男性を対象に、風しんの抗体検査とワクチン接種が費用の自己負担なく受けられることになりました(第5期定期予防接種)。
対象の男性は、まず病院や診療所等で血液を採取し、風しんに対する免疫の有無を調べる抗体検査を行います。抗体検査の結果、風しんに対する免疫が十分でないことが判明した人は、ワクチン接種を受けましょう。抗体検査、ワクチン接種ともに、費用の自己負担はありません。自治体により事業の開始時期や対応が異なるため、詳細はお住まいの市区町村にお問い合わせください。

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成人が受ける予防接種

肺炎患者の約7割を75歳以上の高齢者が占めています。成人の肺炎の原因となる代表的な細菌は肺炎球菌です。肺炎球菌による肺炎と重症化を防ぐために、65歳で肺炎球菌ワクチンを定期接種します。しかしなが...

肺炎患者の約7割を75歳以上の高齢者が占めています。成人の肺炎の原因となる代表的な細菌は肺炎球菌です。肺炎球菌による肺炎と重症化を防ぐために、65歳で肺炎球菌ワクチンを定期接種します。しかしながらワクチン接種率は40%程度にとどまり、高いとはいえません。80歳代以上では肺炎による死亡率が急激に増加するので、自分自身の健康を守るために、65歳になったら肺炎球菌ワクチンの接種について医師に相談しましょう。なお、インフルエンザに感染すると、細菌による二次感染が起こって肺炎になるケースもあるので、インフルエンザワクチンの接種は肺炎の予防としても大切です。
また、成人の9割以上はみずぼうそうにかかったことがあり、治癒後も生涯にわたり水痘帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏しています。高齢になると免疫力の低下などにより、体の中に潜んでいた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症することがあります。帯状疱疹で神経が傷つくと、後遺症として痛みが長期間残ることもあります。帯状疱疹を予防するために、50歳以上の人は任意接種として帯状疱疹予防のワクチンを接種できます。接種を希望する場合は、医師に相談しましょう。

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ワクチン質問箱

質問:思春期前後に受ける定期の予防接種を教えてください回答:■日本脳炎ワクチン:9歳以上13歳未満(標準的には9歳)で1回接種します。■2種混合(DT)ワクチン:11歳以上13歳未満(標準的には...

質問:思春期前後に受ける定期の予防接種を教えてください
回答:■日本脳炎ワクチン:9歳以上13歳未満(標準的には9歳)で1回接種します。
■2種混合(DT)ワクチン:11歳以上13歳未満(標準的には11歳)で1回接種します。乳幼児期に受けた4種混合ワクチンで獲得したジフテリアと破傷風の免疫を持続するワクチンです。
■HPVワクチン[女性のみ]:小学校6年生~高校1年生相当年齢の間に3回接種します。子宮頸がんなどを予防するワクチンです。なお、ワクチン接種後に体調の変化があらわれることがあるため、接種を受ける前に十分に医師と相談しましょう。

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感染症Q&A

Q.帯状疱疹は高齢者に多い病気ですか?A.みずぼうそうにかかった人は誰でも帯状疱疹を発症する可能性がありますが、加齢により帯状疱疹を発症するリスクが高まることがわかっています。帯状疱疹の発症頻度...

Q.帯状疱疹は高齢者に多い病気ですか?
A.みずぼうそうにかかった人は誰でも帯状疱疹を発症する可能性がありますが、加齢により帯状疱疹を発症するリスクが高まることがわかっています。帯状疱疹の発症頻度は、50歳以上になると高くなり、70歳以上でさらに高まります。80歳までに3人に1人が帯状疱疹にかかると推定されています。そして 85歳では、約半数が帯状疱疹を経験すると考えられています。

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ワクチン接種を受けそびれたときは

ワクチン接種を受けず自然感染もしないと、免疫を獲得する機会がないため、いつでも病気にかかってしまう可能性があります。ワクチン接種を忘れていることに気づいたら、接種について早めに医師に相談しましょ...

ワクチン接種を受けず自然感染もしないと、免疫を獲得する機会がないため、いつでも病気にかかってしまう可能性があります。ワクチン接種を忘れていることに気づいたら、接種について早めに医師に相談しましょう。各ワクチンには標準的な接種時期があり、定期接種の対象年齢に当てはまらない場合は原則的に任意接種となります。