ワクチン新聞

ワクチン新聞  最新号

令和2年(2020)早春号 最新号

小学校入学までに受ける予防接種

小学校への入学準備の一環として、これまでに定期接種として定められた予防接種をすべて受けているか確認しましょう。母子健康手帳にある予防接種記録のページを見返して、接種したワクチンの種類と回数をチェックしましょう。例えば2020年4月に小学校に入学するお子さんの場合、小学校入学までの定期接種ワクチンは、Hib(ヒブ)、小児用肺炎球菌、4種混合(DPT-IPV)、BCG、日本脳炎、MR (麻しん・風しん混合)、水痘です。それぞれのワクチンに定期接種となる対象年齢が決められており、期間内は費用の自己負担なく接種できます。ワクチンを接種すると体に免疫の記憶が残り、いざ病原体が体に入ったときに免疫が早く働いて病気を防いだり、かかったとしても軽い症状で済みます。受けそびれたまま、定期接種の時期を過ぎてしまったワクチンはありませんか?定期接種の対象年齢から外れてしまっても*1、接種が勧められるワクチンがあります。かかりつけの医師に相談してみましょう。
2020年4月から小学校に入学するお子さんは、2020年3月31日までにMR(麻しん・風しん混合)ワクチンの定期接種を済ませましょう。第2期の定期接種は5~7歳未満で小学校入学前の1年間(就学前年度4月1日~3月31日)です。2020年3月31日を過ぎた場合は、任意接種となります。加えて、下のグラフのように百日せきにかかった人の多くが小学生であったことから、小学校入学前に3種混合(百日せき、ジフテリア、破傷風)を任意接種で受けることが日本小児科学会より推奨されています(同様にポリオ、おたふくかぜも入学前の任意接種を推奨)。
*1 定期接種の対象年齢外でワクチンを接種する場合は、任意接種となり、費用は自己負担です。

開く

ワクチン質問箱

質問:MRワクチンは、なぜ定期接種を2回行うのですか?
回答:MRワクチンの1回目の定期接種を受けた子どものうち、95%以上は麻しん・風しんに対する免疫を得ます*2。しかし数%の人は、1回目のみの接種では、十分な免疫を得ることができないと考えられています。2回目の接種を受けると、99%以上の人が免疫を得ることができるとされています*2。確実に免疫をつけるために、2回接種が推奨されています。
*2 日本小児科学会:日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」No.16麻疹・風疹ワクチン

開く

感染症Q&A

Q.みずぼうそうにかかる子供は減っているのですか?
A.みずぼうそうは、かつては90%以上の人が10歳までに発症する(発症年齢のピークは4~5歳)*3 代表的な子どもの感染症のひとつでした。2014年から生後12~36か月の子どもを対象に水痘(みずぼうそう)ワクチンの定期接種が始まると、1~4歳と0歳児を中心にみずぼうそうの患者数が減少しました*4。みずぼうそうは、ワクチンで発症のリスクを減らすことができる病気です。
*3 予防接種部会ワクチン評価に関する小委員会水痘ワクチン作業チーム:水痘ワクチン作業チーム報告書
*4 国立感染症研究所:水痘ワクチン定期接種化後の水痘発生動向の変化 ~感染症発生動向調査より・第 3 報~(2017 年9月1日現在)

開く

ミニコラム

出席停止になる感染症
麻しん、風しん、みずぼうそう、結核、髄膜炎菌性髄膜炎、百日せき、おたふくかぜ、インフルエンザ、咽頭結膜熱などは、感染者から周囲の人へ感染が広がって流行する可能性があるため出席停止になり、登園・登校は控えることが学校保健安全法で定められています。治癒して再登校するときは、学校へ「治癒証明書」の提出を求められることがあります。

開く
資材のPDFがダウンロードできます。

啓発用としてご自由にお使いください。
get_adobe_reader

PDFファイルの閲覧にはAdobe Reader(無料)が必要です。最新版をお持ちでない方は、バナーをクリックするかこちらよりダウンロード、インストールを行ってください。