ワクチン新聞

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令和2年(2020)秋号 最新号

子どもに多いインフルエンザ脳症

インフルエンザをきっかけとして、発熱後1~2日以内に、意識障害(意識がなくなる)、けいれん、異常行動(急に走り出す、意味のわからないことを話すなど)といった症状が起こる深刻な合併症をインフルエンザ脳症といいます。例年、1~5歳の子どもに最も多く見られますが、2019年9月2日~12月29日の間にインフルエンザ脳症となった134人の年齢は、15歳未満がほとんどでした*1。
インフルエンザに伴う発熱から少なくとも2日間は、お子さんが一人にならないように配慮することが大切です。先述した意識障害などの症状が表れた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザを予防するには、インフルエンザワクチン接種が有効です。ワクチンにはインフルエンザの発病を抑えたり、重症化を予防する効果があります。
*1 国立感染症研究所:急性脳炎(脳症を含む)サーベイランスにおけるインフルエンザ脳症報告例のまとめ(2020年1月8日現在)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/encephalitis-m/
/encephalitis-idwrs/9315-encephalitis-200117.html

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ワクチンの接種間隔が変わりました

2020年10月から、異なる種類のワクチンの接種間隔が改正されました*2。これまで複数のワクチンを別の日に接種する場合、MRワクチンやロタウイルスワクチンなどの生ワクチンの接種後は27日以上、日本脳炎ワクチンなどの不活化ワクチンでは6日以上の間隔をあける必要がありました。この規定が見直され、注射生ワクチン接種後に、異なる注射生ワクチンを接種する場合は、これまでどおり27日以上の間隔をあけますが、それ以外は制限がなくなりました*2。また、ロタウイルスワクチンが、同じ10月から定期接種に変更になりました*3。
ロタウイルスワクチンの定期接種は、2020年8月以降に生まれた赤ちゃんが対象です。詳細はお住まいの市区町村にお問い合わせください。
*2 厚生労働省ホームページ:予防接種の接種間隔に関する検討
https://www.mhlw.go.jp/content
/10906000/000588558.pdf
*3 厚生労働省ホームページ:ロタウイルスワクチンの定期接種化について
https://www.mhlw.go.jp/content
/10601000/000553925.pdf

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ワクチン質問箱

質問:インフルエンザワクチンの副反応にはどんなものがありますか?
回答:比較的多くみられるのは、接種した場所の赤み、はれ、痛みや、発熱、だるさなどです。また、まれではありますが、じんましん、呼吸困難などのアナフィラキシー様症状がみられることもあります。接種後30分間は医療機関内で安静にし、帰宅後に異常が認められた場合は、速やかに医療機関に連絡しましょう。

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感染症Q&A

Q.インフルエンザA型とB型の症状の違いは?
A.インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されますが、流行の原因となるのはA型とB型で、A型は数十年に一度大流行を起こします。症状に大きな違いはないとされ、高熱や身体の痛みなどに続いてせきや鼻水などの症状が、いわゆる「かぜ」に比べて強く出現します。インフルエンザワクチンの接種は、A型、B型のどちらの予防にも効果があります。

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ミニコラム

消毒と除菌の違い
消毒は「医薬品・医薬部外品」の製品に期待される効能・効果で、細菌やウイルスを無毒化することです。除菌はそれ以外の洗剤やウェットティッシュなどに期待される作用で、環境から細菌やウイルスの数を減らすことを指します。手指などに使用するときは、できるだけ「医薬品・医薬部外品」を選ぶようにしましょう。ウイルス対策として用いる場合は使用上の注意を確認して、目的にあった製品を正しく選びましょう。

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