ワクチン新聞

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令和3 年(2021)春号

赤ちゃんの予防接種スケジュール

赤ちゃんは、お腹の中にいる時にお母さんからもらった免疫によって、生後しばらくは細菌やウイルスによる感染から守られています。しかし、その効果が徐々に低下し始めると感染症にかかりやすくなります。感染症にかかってしまうと、重症化したり、入院が必要になったり、時には命にかかわることもあります。
赤ちゃんの予防接種は、感染症にかかりやすい月齢、重症化しやすい月齢などを考慮してワクチンの種類や接種の推奨時期が定められています。
国内で使用できるワクチンが増え、予防可能な感染症も増えましたが、複雑化したスケジュールの中で効率よく予防接種を受ける必要がでてきました。大切な赤ちゃんを感染症から守るために、「0歳の予防接種(推奨スケジュール)」を参考に、早めに計画を立てて、接種できる月齢になったらできるだけ早く予防接種を受けましょう。

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ワクチン質問箱

質問:任意接種は受けなくていいの?
回答:任意接種と定期接種のワクチンに差はなく、日本小児科学会は両方とも重要と考えています*1。日本では任意接種であっても海外では定期接種として接種されているものも多く、任意接種であっても確実に接種することが大切です。赤ちゃんの時の定期接種だけでは成長に伴って免疫が低下するため、ポリオや百日せきでは就学前や学童期に任意接種として追加接種することが推奨されています。
*1 日本小児科学会:日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」No.02 定期接種と任意接種のワクチン

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感染症Q&A

Q.手洗いで洗い残しの多い部位は?
A.手洗いで洗い残しが多いのは、指先や手の甲です*2。また、利き手に洗い残しが多いと言われています*2。手を洗う時は、石鹸やハンドソープをよく泡立ててこれらの部分を意識しながら、指は一本ずつ、手首まで丁寧にもみ洗いすることが大切です。その後は流水でしっかりとすすぎましょう。感染症対策の基本は手洗いです。正しい手洗いで感染症を予防しましょう。
*2 東京都福祉保健局ホームページ:正しく手を洗っていますか?-洗い残しはここだ!-
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
/smph/tamakodaira/shokuhin
/syokuhinntopiltukusu/tearai.html

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ミニコラム

スーパー・スプレッダー
感染症において、通常よりも多くの人に感染を引き起こす感染源となった人のことを「スーパー・スプレッダー」と呼びます。2003年のシンガポールにおけるSARS(重症急性呼吸器症候群)流行の際には、1人の患者から172人にまで感染が波及しました*3。どのような人がスーパー・スプレッダーとなりやすいのか現時点では不明な点も多くありますが、スーパー・スプレッダーによる感染拡大は、正しい情報に基づいた適切な感染防御対策を行うことで防ぐことができると考えられています。
*3 Centers for Disease Control and Prevention (CDC).
Severe acute respiratory syndrome--Singapore,
2003.MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2003; 52(18):405-411.

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