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検索結果 10 件中 1 - 5 件目

令和4年(2022) 春号

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風しんの第5期定期接種 2025年3月まで延長へ

風しんは、免疫が十分でない妊娠20週頃までの女性が感染することで、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる危険性が高まるとされています。
厚生労働省は、風しんの流行を防ぐため、ワクチンの定期接種を受けていない1962年4月2日から1979年4月1日までに生まれた男性に対し、風しんの抗体検査と、抗体検査で抵抗力がないこと(抗体値が基準以下)がわかった場合にはワクチン接種も無料で行えるようにしてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行で、受診控えや健康診断の延期が相次ぎ、2021年10月までの抗体検査の実施率は対象者の23.9%にとどまっています*3。このため厚生労働省は無料で抗体検査や接種を受けられる期間を2025年3月末まで3年間延長することを決めました。
過度な受診控えはむしろ感染症のリスクを高めます。社会全体で風しんを防ぐために、この機会を逃さずに抗体検査を実施し、抵抗力がない場合は予防接種を受けましょう。
*3 国立感染症研究所:風疹に関する疫学情報:2022年1月12日現在
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/2022/rubella220112.pdf

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令和4年(2022) 早春号

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遅らせないで!麻しん、風しんの予防接種

新型コロナウイルス感染症の流行で、MR(麻しん・風しん混合)ワクチンの予防接種率が低下しています。神奈川県のMRワクチンの接種本数を、流行前後の2019年と2020年で比較したところ、2020年のMRワクチンの第1期※1の接種本数は2019年の95.3%、第2期※1は約半分の52.8%まで減少したことがわかりました*1。感染を恐れて医療機関での予防接種をためらう親御さんが多く、特に第2期は「子どもが大きくなってきたから少しくらい遅れても大丈夫」という過信も影響したとされています。
麻しんは感染力が強く、免疫を持たない人が感染するとほぼ100%発症します。日本は2015年に麻しんの排除状態にあるとされましたが、海外から持ち込まれた異なる型の麻しんウイルスによって流行が繰り返されています。また、風しんは2013年の流行以降減少傾向でしたが、2018年に成人を中心に再度増加しました。麻しんや風しんにかかると、成人や乳幼児の健康に様々な悪影響があり、特に免疫が十分でない妊娠20週頃までの女性が感染すると、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる危険性が高まるとされています。
日本小児科学会の定期予防接種スケジュールは、子どもにとって最も理想的な接種時期を想定して作られており、新型コロナウイルス感染症が流行していても通常通りワクチンを接種することが推奨されています。麻しんや風しんなどのワクチンで予防可能な病気(VPD)から子どもを守るために、スケジュールに沿って予防接種を受け、やむを得ず接種を見合わせたワクチンがある場合は、医師に相談の上なるべく早期にキャッチアップ※2しましょう。
※1 MRワクチンの第1期は1歳代で1回接種します。第2期は小学校入学前年(通常、幼稚園、保育所の最年長児)の1年間に1回接種します。
※2 予防接種におけるキャッチアップとは、年齢ごとに定められた、または推奨される予防接種スケジュールを完了できていない人が、後追いで予防接種を受けて必要な免疫を得ることをいいます。
*1 国立感染症研究所:病原微生物検出情報月報 Vol.41 No.9(No.487)
https://www.niid.go.jp/niid/images
/idsc/iasr/41/487.pdf

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令和3年(2021) 冬号

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ワクチン質問箱

質問:風しんの第5期定期予防接種って何ですか?
回答:子どものころに風しんの定期接種の機会がなかった1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性は、2022年3月31日までの間に限り※3 原則無料で風しんの抗体検査と予防接種が受けられます。対象の男性には2019~2021年度中にお住まいの市区町村からクーポン券が送られてきます。事前に希望の医療機関に問い合わせたうえで、クーポン券を持って受診しましょう。クーポン券をなくしたりして手元にない場合は市区町村に連絡すれば発行してもらうことができるので、問い合わせてみましょう。
※3 2021年9月1日時点の情報です

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ミニコラム

2月4日は風しんの日
2月4日は、風しんの撲滅を目指す「風しんの日」です。日本小児科学会では2021年の2月4日には『“風疹ゼロ”プロジェクト』として、妊娠初期の女性が風しんにかかることで先天性風しん症候群の赤ちゃんが産まれてしまうことを予防するために、予防接種の推進を呼びかけました。妊婦さんへの風しん罹患のリスクをなくすために、妊娠を希望する(妊娠前の)女性はもちろん周囲の人が予防接種を受けて免疫をつけておくことが大切です。

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令和3 年(2021)秋号

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対象男性への風しん予防接種の費用助成は2022年3月までです

風しんの第5期定期予防接種として、1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性を対象に、風しんの抗体検査と抵抗力がないこと(抗体価が基準以下)がわかった場合、予防接種を自己負担なく受けることのできるクーポン券が送付されています。しかし、2021年3月までの抗体検査の実施率はおおよそ20%にとどまっています*2。対象世代の男性は、これまでに予防接種法に基づく風しんの定期接種を受ける機会がなく、中学生の時に予防接種を受ける機会のあった同世代の女性と比べると、風しんの抗体保有率は女性が96.7%あるのに対し男性は79.6%と、抗体保有率が低いとされています*3。この第5期定期予防接種では2022年3月末までの3年間に限り、風しんの抗体検査と予防接種を公費で受けられるようにし、この世代の抗体保有率を90%以上にすることを目指しています*3。
社会全体で風しんを防ぐために、限られた期間での対策ですのでこの機会を逃さずに抗体検査を実施し、抵抗力がない場合は予防接種を受けましょう。
* 2 国立感染症研究所:風疹に関する疫学情報:2021年6月9日現在
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi
/rubella/2021/rubella210609.pdf
* 3 厚生労働省ホームページ:風しんに関する追加的対策
https://www.mhlw.go.jp/content/000475804.pdf

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ワクチン質問箱

質問:風しんの抗体検査はいつ受ければいいですか?
回答:女性は妊娠前に受けましょう。現在、妊娠を希望する女性やそのパートナーなどを対象に、多くの市区町村が風しんへの抵抗力を確認するための抗体検査の費用を助成しています。
対象男性への抗体検査と予防接種の費用助成には期限があります。市区町村ごとに風しん対策の補助の有無や金額などが異なるため、まずはお住まいの市区町村に問い合わせてください。

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令和3 年(2021)初夏号

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風しんのキャッチアップとは?

「キャッチアップ」とは、「追いつく、遅れを取り戻す」という意味で、予防接種においては、「年齢ごとに定められた、または推奨される予防接種スケジュールを完了できていない人が、後追いで予防接種を受けて必要な免疫を得ること」をいいます。
その代表的なものに風しんのキャッチアップがあり、1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性を対象に、2022年3月末まで、風しんの抗体検査と抗体価が基準以下であればワクチン接種を自己負担なく受けることができます(第5期定期予防接種(図))*1。これは、この世代の男性が風しんワクチンを公的に受ける機会がこれまでなく、成人男性を中心に流行した風しんに妊婦さんが感染することで、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる要因となったことがきっかけとなっています。国内において、2019年から2021年1月29日現在までに6人の赤ちゃんが先天性風しん症候群と診断されました*2。
風しんはワクチンで予防できる疾患です。1人でも多くの人が風しんのキャッチアップを行い、社会全体で風しんを防ぐことが重要です。
*1 厚生労働省ホームページ:風しんの追加的対策について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite
/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou
/rubella/index_00001.html
*2 国立感染症研究所:先天性風しん症候群(CRS)の報告(2021年1月29日現在)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111
/700-idsc/8588-rubella-crs.html

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ウイルス性疾患にかかったあとの予防接種時期

予防接種は、元気で体調のよい時に受けることが原則です。しかし、もしウイルス性疾患にかかってしまったら、どのくらいの期間をあけてから予防接種を行うのがよいのでしょうか。
予防接種法では、はっきりとした基準は設定されていませんが、ウイルスが体内で増殖している時に生ワクチンを接種しても効果が期待できない場合があります。罹患によって免疫機能が低下すると考えられている麻しんでは治癒後4週間程度、風しん、おたふくかぜ、みずぼうそう(水痘)などの場合には治癒後2〜4週間程度の間隔をあければ不活化ワクチン、生ワクチンとも接種できるとされています*3。一般的なかぜ症候群や胃腸炎、突発性発疹、手足口病など軽症のウイルス性疾患でも、治癒後1〜2週間の間隔をあけるようにしましょう*3。
心配な症状や、わからないことがあったら、かかりつけ医に相談して予防接種の接種時期を決めることが大切です。
*3 一般社団法人日本ワクチン産業協会. 予防接種に関するQ&A集. 2020, 東京, 教育広報社, p.16

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感染症Q&A

Q.先天性風しん症候群
A.先天性風しん症候群は、風しんに対する免疫がないか、あっても不十分な妊娠20週頃までの女性が、風しんウイルスに感染することにより、生まれてくる赤ちゃんに難聴や白内障、先天性心疾患などを起こす病気です。妊娠を希望する女性だけでなく、夫を含む周囲の人が予防接種を受けて免疫をつけておくことが、赤ちゃんを守ることにつながります。

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