ワクチンInformation

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2023年2月 第1号

小学校入学前までに接種するワクチン~予防接種はお済みですか?~

保育園や幼稚園への入園などで環境が変わると、体調を崩しやすくなったり、初めての集団生活で感染症にかかりやすくなったりします。予防接種を行うことが感染症予防の第一歩になりますので、新生活を迎える準備の一つとして、これまでにお子さんが受けた予防接種を確認しましょう。定期接種とされている予防接種は、感染症にかかりやすい年齢や重症化しやすい年齢などを考慮してワクチンの種類や接種の推奨時期が定められていますので、定期接種期間内に接種することが重要です。「小学校入学前までに接種するワクチンと予防対象となる感染症」1) も参考に、受けていない予防接種はないか確認しましょう。定期接種期間を逃してしまったワクチンがある場合はかかりつけ医と今後のスケジュールなどを相談するとよいでしょう。
また、ハンドソープなどで手を洗ってしっかり拭く、咳やくしゃみをするときは口と鼻をティッシュなどで覆う、などの生活習慣も感染症の予防につながります。家族で一緒に手洗いをするなど、感染症予防の習慣が身に付くようにお子さんをサポートしましょう。

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宮入先生に聞いてみよう 教えてドクターQ&A

なぜ赤ちゃんにもワクチンが必要なの?
赤ちゃんは、お腹の中にいるときにお母さんからもらった免疫によって、生後しばらくは細菌やウイルスによる感染から守られています。しかし、免疫は生後しばらくするとだんだん下がり始め、いろいろな感染症にかかりやすくなります。赤ちゃんが感染症にかかってしまうと、重症になり命にかかわることもあるため、免疫が下がる前に感染症を予防するワクチンを接種する必要があるのです。
「予防接種をせずに自然に感染症にかかる方が免疫がつくのでは?」という意見を聞くことがあります。自然にかかった場合には強い免疫がつくことが多いですが、感染症が悪化して脳炎や肺炎を起こす危険や、まわりの人に感染症を広げてしまう可能性を考えると、ワクチンで予防できる感染症は、ワクチン接種により予防することがとても重要です。

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お役立ちミニ情報

親子健康手帳をご存知ですか?
「母子健康手帳」と呼ばれることが多いですが、最近ではお父さんの育児参加が増えてきたことなどもあり、手帳を使うのは「母子」だけではなくなっています。そのため「親子健康手帳」と併記する自治体も増えてきました。お父さんの協力を促す項目の充実やお子さんの成人までの成長を記録できるなど、お子さんまでもが使用することを想定して自治体によってさまざまな工夫がなされています。この親子健康手帳を、お子さんも巻き込んで家族みんなでぜひ使ってみてください。

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