小児の肺炎球菌感染症

百日せき

風邪のような症状で始まりせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続的にせき込むようになります。けいれんや、肺炎・脳症などの重い合併症から命をおとすこともあります。

主な症状・経過

  • コンコンと咳き込んだ後、ヒューという笛を吹くような音を立てて息を吸う、特有な咳が特徴で、連続性・発作性の咳が長期にわたって続きます。
  • 年齢が低いほど症状は重く、前述の特徴的な咳が出始め、咳のために眠れなかったり、顔が腫れることもあります。
  • 回復するのに2~3週間から数か月もかかることがあります。幼児期後半以降の罹患では症状は軽くなり、小学生になると咳のしつこい風邪に思われることも少なくありません。
  • 百日せきにかかった場合、一般に0.2%(月齢6ヵ月以内の場合は0.6%)のお子さんが亡くなってしまうといわれています。

公益社団法人 日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所で予防すべき感染症の解説」より一部改変

特徴

原因となる病原体 百日せき菌
感染経路 飛沫感染、接触感染
かかりやすい年齢 乳幼児期が多いですが、思春期、成人の発症も増えています。
合併症 肺炎の併発が5%程度(月齢6ヵ月以内の場合は約12%)とされており、その他けいれんや脳炎を引き起こしてしまう場合もあります。

公益社団法人 日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所で予防すべき感染症の解説」より一部改変