水痘(みずぼうそう)

水痘(みずぼうそう)

感染力の強い水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる病気です。風しんやおたふくかぜよりも感染力が強く、水痘に感染した人のせきやくしゃみを吸い込むことで感染します。発熱、水ぶくれを伴う発しんが主な症状で、重症化し入院する場合もあります。

主な症状・経過

主な症状・経過

  • 発しんはからだと首のあたりから顔面に生じやすく、発熱しない例もあります。発しんは紅斑、水疱、膿疱、かさぶたの順に変化します。かゆみや疼痛を訴えることもあります。
  • まれに脳炎やアスピリンとの併用によってライ症候群を併発する場合や、白血病や免疫抑制治療を受けている児では、重症化して死に至ることもあります。
  • 妊婦の感染によって、生まれてくる子どもに先天性水痘症候群という低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕などを伴う先天異常や、致死的な重症水痘が生じることもあります。※1

公益社団法人 日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所で予防すべき感染症の解説」より一部改変

水痘の重症化に特に注意が必要な人

※1 水痘の重症化に特に注意が必要な人

  • 子ども(特に年少児)
  • 成人(初めて感染した場合)
  • 病気や薬によって抵抗力が低下している人
  • 妊婦(妊婦はワクチンを接種することができません。)

特徴

原因となる病原体 水痘・帯状疱疹ウイルス
感染経路 空気感染、接触感染
かかりやすい年齢 幼児※2
合併症 脳炎や肺炎、皮膚の重い細菌感染症など
日本でも、年間4,000人程度が入院し、20人程度が死亡しています。

公益社団法人 日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所で予防すべき感染症の解説」より一部改変

※2 水痘に罹患した患者の年齢分布(2011年1月~11月までの集計)

水痘に罹患した患者の年齢分布

国立感染症研究所感染症疫学センターホームページより