ワクチン新聞

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平成27年(2015)夏号

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百日せき、大人の患者が増えています

長い間、「せき」が続く症状に悩まされていませんか?せきが長引くような場合、それは百日せきかもしれません。百日せきは百日せき菌と呼ばれる細菌が喉などについて起こる、感染力のたいへん強い病気で、治る...

長い間、「せき」が続く症状に悩まされていませんか?せきが長引くような場合、それは百日せきかもしれません。
百日せきは百日せき菌と呼ばれる細菌が喉などについて起こる、感染力のたいへん強い病気で、治るまでに2~3ヵ月かかる場合もあります。最初は鼻水と軽いせきなど、かぜのような症状から始まり、しばらくするとせきの回数が増えコンコンコンコンという短いせきが長く続くようになります。そのため息を吸うことができず、せきが止まった時に急に息を吸い込むのでヒューといった笛を吹くような音が出ます。
新生児や低月齢乳児が百日せきにかかると、特有のせきは出ずに、けいれんや肺炎、脳症等の重い症状を起こしたり、息がしにくくなっていることから呼吸が止まり、突然死の原因となることがあります。大人の場合は死亡することは稀ですが、子どもの感染源となるため、せきが長引く時はたとえ症状が軽くても早めに近くの医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。

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百日せきは予防できる感染症です

百日せきの治療には、一般的なせき止めの薬はあまり効きませんが、有効な抗菌薬をしばらく飲み続けると百日せき菌は、体内から排除されます。しかし、百日せきに感染しても気が付かず見過ごされてしまう場合が...

百日せきの治療には、一般的なせき止めの薬はあまり効きませんが、有効な抗菌薬をしばらく飲み続けると百日せき菌は、体内から排除されます。しかし、百日せきに感染しても気が付かず見過ごされてしまう場合があり、周囲へ感染を広げてしまうこともあるため、かかる前に予防することが大切です。
百日せきの感染予防には、百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオを含めた4種混合ワクチンがあります。このワクチンは生後3ヵ月から接種できるため、定められた接種スケジュールに従って、忘れずに4回の接種を受けましょう。詳しくは、かかりつけの医療機関・医師、お住まいの市町村にご相談ください。

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予防接種Q&A 接種年齢

Q:なぜ、4種混合ワクチンは生後3ヵ月から接種するのですか?A:百日せきは赤ちゃんのときにかかると「せき」がひどく、肺炎や脳症になったり、命にかかわることがあります。お腹にいるときにお母さんから...

Q:なぜ、4種混合ワクチンは生後3ヵ月から接種するのですか?
A:百日せきは赤ちゃんのときにかかると「せき」がひどく、肺炎や脳症になったり、命にかかわることがあります。お腹にいるときにお母さんからもらう免疫(移行抗体)は、生まれて早い時期になくなるため、ワクチンで予防する必要があります。生後3ヵ月になったら忘れずに4種混合ワクチンの接種を受けましょう。

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麻しん風しん混合(MR)ワクチンを受けましょう

麻しん風しん混合(MR)ワクチンは2回接種が基本です。1歳の誕生日を迎えたら1回目(1期)を接種します(1歳以上2歳未満)。2回目(2期)の接種時期は5歳以上7歳未満で、小学校入学前の1年間に当...

麻しん風しん混合(MR)ワクチンは2回接種が基本です。1歳の誕生日を迎えたら1回目(1期)を接種します(1歳以上2歳未満)。
2回目(2期)の接種時期は5歳以上7歳未満で、小学校入学前の1年間に当たります。来年小学校に入学するお子さんの場合、今年の4月から接種が可能です。ランドセルの準備とともにMRワクチン接種を忘れないようにしましょう!
MRワクチンの2回目接種を受ける前に、母子手帳を確認しましょう。日本脳炎ワクチンの3回接種(標準的には3歳2回、4歳1回、1期は計3回接種)も忘れずに。